「松の葉」の将来性
2021.4.30私がここ数週間、公私にわたり大変お世話になっている松葉杖。
やっと仲良くなれたのに、もうお別れだ。
仲良くなるまでには、お互い色々な努力が必要だった。
また、普段の当たり前の生活態度に対する気づきもあった。
しかし、これらのことは私と松葉杖だけの甘い思い出として語らないことにする。
覚えておきたいことは、松葉杖の成長と進化である。
松葉杖はもちろん「松の葉」の形に由来するが、、、
誰が名付けたか、妙名である。
私のパートナーは現在の汎用型で、アルミとゴムと樹脂により軽快に出来ている。
とくに杖先の形状が工夫されている。
二重の吸盤構造になっており、床に吸い付く様に接地し、ほとんど滑らない。
実は、20年前にもお世話になったことがある。その時は木製の重量感があるタイプだったが
その木製杖の基本を踏襲しながら、高さ調節や握りのグリップ感など、
ディテールが進化し、かなり使いやすくなっている。
さて、松葉杖はこの先どこへ向かうのか?
ネットで検索すると、、、
・体重を肘にも乗せるので、支点が分散し楽に歩ける。
・ボタン操作で腕を固定したりフリーにしたり、手も使い安くなる。
そして、さらにその先には、、
・転んでもエアバッグが出る。
・カメラの自撮り棒が設置できる。
・傘も固定できる。
・GPSを搭載する。
こうなったら、無限の可能性に向かって猛進あるのみ。
・フォグランプで夜でも安心お散歩。
・杖先はタイヤモードを追加して自動走行。
・ステレオスピーカーとブルートゥースを搭載。
・痴漢撃退電気ショックもつけたら女性にも人気。
・格納式の羽根とマイクロジェットをつけたら通院はひとっ飛び。
・自動翻訳機もつけたら海外出張の必須アイテムに。
「松の葉」の形は至ってシンプルなだけに、その可能性は無限だ。N.F